② スモール イズ ビューティフル!
養豚に対する楽しみを教える農業高校 都立瑞穂農芸高校
酷暑の涼風
豚が喜ぶクールな環境を! やれることは、なんでもやる!!
暑熱下、昭和60年(1985年)に建てられた 瑞穂農芸高校の養豚舎は、冷房の効いたウィンドレッス豚舎では無いが、妊娠豚、分娩授乳豚達は、元気そのもの。豚の生理に合わせ生徒達が作った設備や飼養管理の工夫で、暑さをぶっ飛ばし 生徒達も 養豚の面白さも同時に学んでいます。
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大き目の消毒槽を、クーリング装置として利用
製氷機を手配して、広く 厚く 氷を入れることで、結露する部分も広くなることから、水滴の落ちる部分も広範囲になり冷却効果抜群
業務用の製氷機の中古を仕入れ製氷能力も高めているそうです
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ネームプレートは、オリジナル
生徒達は、母豚をファーストネームで呼びます。
裏には、もちろん、ちゃんとした登記生産記録がかかれていますが、やはり、ファーストネームで呼ぶと近しさが増すようで、管理も良くなるようです。
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長野の信州BBファームより、移植され繁茂している養豚用牧草 ブタソバツルクサ
もう発芽してから2回刈り取り豚に給与しています。
嗜好性は、抜群で、食欲の無い豚でも、ブタソバツルクサは、喜んで食べているそうです。
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生徒達の協力もあり、復活した肉豚用放牧場
放牧を開始してから、体型がかわり、ぐぐっとしまってきたそうです。
後方は水飲み場。パレットを土台に使用して、沈み込み防止。水場の周辺は「ぬたば」として、豚達の暑熱よけとしても使われています。
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海外では、農業高校や動物園が種の保存、育種の面で大きな役割をはたしています。
商業目的ではなく、家畜育種教育の教材として、家畜を飼養しているため生産性に劣る家畜群でも飼い続け種の多様性をいじしているからです。瑞穂農芸高校でも、種雌豚は10頭程度ですが バークシャー、中ヨークシャー、ランドレースなど多様性をたもっています。
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瑞穂農芸高校の豚舎の脇に、卒業生が作成した種豚のモニュメントがあります。
手前の豚は、大ヨークシャーです。
奥の白黒の豚 わかりますか?
登記上日本では現在、1頭も種豚登記されていない40~50年前には全盛を極めたハンプシャー種です。育種の勉強には最適です。
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昨年から、英國黒豚の育種改良に力をいれています。
これは♂ですが、乳頭は7:8です。
脚のヒズメの白も口元の白もよくでています。
高校では、学習の効果を社会に還元する意味で、希望する生産者に、市場価格を基準に、豚の販売も行っています。
写真の豚も、中部地方の一般生産者に送られる予定です。
種豚生産用として使う場合は種豚群は登記豚なので登記証の発行もできます
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