国産「豚コレラ」ワクチン神話=打てば抗体100%、3日で免疫獲得の崩壊!
関係者は、「だんまり」「忖度(そんたく)」を決めつける!
海外の豚熱マーカーワクチンの早急の使用を!!
現場の臨床獣医師、家畜衛生でワクチン接種に従事する人達から、豚コレラ=豚熱ワクチンを打っても陽性にならず抗体の上がり方もかなり時間がかかるようになったという話を聞くようになった。
これまでは国産豚コレラのワクチンの効果は、抜群で打てば発症は抑えられる。打っても抗体が上がらない豚が出てくるのは、打つ人の技術や部位の不適格つまり、打ちもらしが出てくるためとされているようだ。
しかし、今現場では、発症を抑えるためと、原則獣医あるいは訓練を受けた者が実施するという決まりで、かなり厳密に手順通り接種がなされているようである。
特に、30日齢ぐらいの子豚には、持ち上げて保定し耳根部に打つという基本通りのワクチン注射手順でなされているとも聞いている。
しかし、このような基本に忠実な手法で注射しても陰性、あるいは抗体がなかなか上がらない豚がPCR、エライザー検査などで出てくるという。
中には、豚熱ワクチン接種の陽性率は、80~85%しか上がらないという関係者もいる。
岐阜県で豚熱発生に際し、家畜防疫の責任者からは、豚熱ウイルスは強毒だから、感染したイノシシは、すぐ死ぬので冬までには感染は収束して拡がらないとし、緊急ワクチンの接種をしぶったことを思い出してほしい。
我々を脅かしたコロナウィルスの発生とその変異をみれば、豚熱に野外感染しても宿主を殺さず、ウイルスを広めるウイルスの変異を検証すべきである。
1995年から始まった豚コレラ清浄化運動で、一番多かったワクチン継続の主張は、打てば効くのだから保険の意味で継続すべきとの主張であった。しかし、このワクチンを開発された熊谷先生は、ウイルスは変異するだからこそ、ワクチン接種を100%行い、その後接種中止(これをエラディケーションという)し、早急に清浄化すべきとの意見を述べられていた。さもないと「慢性豚コレラ」に移行してワクチンも効かなくなるとの見解だったと記憶している。
4年ほど前から、韓国では独自の技術で豚熱のワクチン、マーカーワクチンを開発。これを民間ワクチンメーカーが製造、国内のみならずベトナム、タイなどへも輸出している。聞く限りでは、1回打ちで95%陽性となり、副反応も少ないという。価格も日本の1/4程度と聞いている。詳細は このサイト内にある韓国のワクチンCTCVAC社のワクチンの説明を参照いただきたい。
豚熱発生の86例目(茨城県かすみがうら市 3/1 確定 2300頭殺処分)は、農林水産省のホームページでは表題には掲載せず、昨年11月以来詳報していない。
しかし内容は深刻で、30~40日で1回打ちするも、抗体が80%程度しか上がらないのでその3週間後2度目を打った、その2度目を打った豚も抗体が上がらず発症し死亡した。つまり、2回打ちしても抗体が上がらなかった。これでは、現場でのワクチン接種の不備にはなり得ないのである。
むしろ、外部からの感染よりもワクチン自体の問題とするほうが正解で、もしマーカーワクチンが使われていれば、より問題は簡明になったのではないかと考える。海外からのマーカーワクチンの輸入。これが一番早いし経済的にも優れた解決策と考える。
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