カゼ ひき増加 豚の肺炎も増加

 

 東京では、風邪をこじらせて、コンコン咳をするひとが増えてくる。

すると今度は、豚の呼吸器病が増加して、「動薬」販売会社が忙しくなる季節を迎えました。

その原因として考えられるのが、まず、

1 最高温度と最低温度の差が10度以上開くこと

2 急に湿度が下がり、ホコリぽくなること

3 管理者の呼吸器系の病気に対する危機感が、まだできていない農場がおおいことなどがあげられる。

 

特に、今の時期気をつけなければならないのは、朝暖かくても、意外にも昼ぐらいから急に寒くなることもある。また、夜間冷えても、朝方からぐんぐん、気温が上昇し防寒のため締め切りにしたら、舎内が良くムレルこともあります。

また、カーテンの修理が追いつかず、破れ目から冷風 木枯らし が舎内に吹き込むこともあります。

このような、温度差から豚が体温コントロールできなくなり、風邪をこじらせるようです。

 

しかし、寒さを恐れるあまり、閉め気味にして、換気不良からの呼吸器病を引き起こしている農場もたまにあります。

特に60kg120日令以上の肉豚で、事故豚が増えるときは、逆に温度変化を恐れすぎて 閉めすぎて事故になるケースが多いようです。

豚体噴霧消毒は、この時期の肺炎対策に有効です。