「基本とは、何かを考える」のが基本

 

 12月8,9日に行われた、養豚塾では、売上、成績とも抜群の2人の農場長、水落 さん と 加地 さん に話してもらつた。

お二人とも、開口一番 おっしゃられたのは、「自分は、特別の事はしていない。ただ、基本に忠実なだけ」といわれた。

共通する基本は、農場の状態を絶えず数で把握していることである。

例えば、生まれた日時、系統などを、耳刻で記録し、これを出荷の時に、体重とともに記録しているてんである。

そして、発育の停滞、格付け、などいろいろな可能性、問題をあらいだし、どうしてそうなのかを、考え、追及しておられる。現場では、ともすると、この薬、こういう餌、水などを、使えばたちまち成績アップなどという話をよく耳にするが、長続きするものは、まず ないようである。

細かいデーターを見直し、そこで起きていることが何なのか、「考え」「改善」するから成績がアップし、安定するのである。

数値をしつかりとり、それを考えるのが基本といえる。