60日の壁 子豚事故の壁
最近 子豚の事故が増え髞_場が多い。その話を聞くと、特にPRRSが入っている 農場では、呼吸器系の病気 或いは 連鎖球菌 などという常在菌(普段から存在して、通常は問題を起こさない菌)が突如暴れだして事故率20%というのもめずらしくないようである。また意外と衛生管理もきちっとなされ、オールイン オールアウトが体制としてできている農場がある時から高率の事故に見舞われるのも最近の特徴のようである。
これらの 農場をみると
それでも、基本であるオールイン オールアウトが、意外と 言葉どうりに機能しておらず、2/3位いれてから、また残りの日令が異なった群を1/3 入れているような現場に出くわす。また 前に指摘した、消毒なしの同一の注射針の廻し打ちも横行していることが多い。
このような、基本からの逸脱が事故の増加になっていることは、否めないであろう。
しかし、それでもなぜ?!という農場に出会うことがある。
そうなると、やはり、大規模飼育と密飼になるのかあーとも思う
この60日の問題には、いつもprrs対策が、叫ばれるが、ほぼここにきて、prrs ワクチンではなく、マイコプラズマ対策 徹底「馴致」が効果的というふうに、なってきているようである。この秋に向けて、次の1手 をどうするか 60日の壁を前に、みな 真剣に対応策を考え始めたようである。