他人事ではない セーフガード
椎茸 ネm 畳表 などにたいして、輸入規制にあたる セーフガード が発動されるようです。一般の人には、聞きなれないこの言葉も、養豚家のなかでは、結構 聞き及んでいる人がほとんどでしょう。
豚肉のセーフガードは、これまで、何回か発動されてきたし、この セーフガードを参考にし、安定基準価格が決められてきました。
このセーフガードの意味は、「洪水、価格破壊」を伴うような輸入の急増にたいして、水際で食い止め、その時間的な余裕が生まれる間に 対象になった産業の競争力をつけようというのが、本来の目的とされています。
自由貿易を、世界的に推進する立場にある日本は、建前としてこのセーフガードを国内産業の「保護」よりも「競争力強化」の方向で発動する建前では、いってきていますが、実際は、一時的な価格維持にしかなっていないのは、明らかです。
セーフガードが、たびたび発動されてきた養豚業界も、その間に競争力が強化されたかといえば、逆に高価格が維持され、一部の大手を除けば、競争力は、どんどん落ちているというのが 現状だと思います。
セーフガードの意味が問われるとき、過去に発動された例として養豚が話題にでるかもしれません。その時に、このルールが産業の発展にとって是か非か 養豚産業が例に出れば
いい評価は、でてこないと 思います。
構造改革をいまこそ、一層進めるべきときではないでしょうか