低豚価でも飼養数を伸ばしている韓国の養豚

 

 昨年の秋は、この10年経験したことのないような高豚価で多くの養豚農家は、一息ついたことと思います。

ただ、いうまでもないことですが、このボーナスは、日本の養豚のガンバリで得られたものではなく、あくまで、セーフガードによる輸入の減少、それにbseという 牛農家にとっての「災難」で得られたものです。

お隣、韓国での12月の相場は、枝肉のkg単価280円で推移したそうです。しかし 生産原価は、240円なので赤字はないということでした。

1昨年の口蹄疫で日本への輸出ができず、相場が低迷したのにもかかわらず、逆に総飼養数は、韓国では増えています。母豚総数は昨年末で87万で、今年2002年末には、日本を逆転するかもしれません。

低豚価でも、成績の改善と産業としての「勢い」があれば、まだまだ、伸びれるというよい事例です。

「やる気」や「勢い」は、高豚価から生まれるのではなく、苦しい中でも「がんばろう」

という仲間意識の中で生まれるようです。



 

韓国では、20000の養豚農家を支える組織として大韓養豚協会がある。

ホームページにアクセスすれば、その活況は、一目りょう然

http:

www.koreapork.or.kr

 

日本の豚肉料理に対する関心も高い

沖縄の豚肉料理「てびち」も

韓国の豚肉専門食堂で食べられる。