豚は笑う
野外で豚を飼っていると 豚が笑うのではとの質問をよくうけます。また、発展途上国で、道端をほつつき歩くような豚もよく笑うといいます。私も2〜3年に1度ぐらい豚が笑うのではと感じる場面に出くわします。
年末に、歯医者にいつたとき、たまたま、歯医者さん達の編集した雑誌に豚の歯についてかかれているものがありました。
それによると、豚は「硬いもの」を食べるとき、あごを上げ、噛みこもうとするらしいです。つまり、顔を上げて食べるとかかれています。人間でも、笑うときは顔を上げます。
放牧、あるいは、野外での飼育では、硬いもを口に入れる機会が舎飼より、多くなるでしょう。これが、笑う豚の1つの要因かもしれません。しかし、われわれも、お粥(かゆ)が消化にいいとわかっていても、沢庵(たくわん)が食べたくなります。パリパリと噛んだときの幸せは、格別です。
尾かじり防止に、チェーンをいれたりするのも こんなところに あるのかもしれません。