オールイン オールアウト ということ

 

 オールイン オールアウトという言葉は、アメリカで生まれ50年前ほどから、養鶏、ブロイラー生産での必須技術として、生まれました。

同じことを、ヨーロッパでは、バッチ生産方式といいかえ、その、手法を、さらに細かく発展させていきました。

昔から、同じ土地で、同じ野菜などを連続して栽培すると、2、3回目位から

病害虫にやられ、収穫が落ちることが知られています。

家畜も、同じ、場所で、連続して飼うと、必ず、生産性が落ちています。反対に新しい新築豚舎では、豚は驚くほど良い成績を、最初はあげるものです。

これは、糞尿、病原菌がまるっきりないところでは、病気の発生がないことからわかることです。

いかに、飼養環境を新築豚舎に近づけるかということで、現場では、水洗、消毒、乾燥に力をいれるのです。

韓国では、アメリカで発案された、グループシステムをオールイン オールアウトの考えで、さらに 進化させ農場ごとのオールイン オールアウトを目指しています。

多くの農場が病気の問題をかかえている今こそ、オールイン オールアウトがじっさいできているのか、その原理から検討してみましょう。


オールイン オールアウトを行う上で、問題になるのは、

施設です。放牧養豚では

この施設の問題を移動式のハッチを設けることで、クリアーしました。

後は、自然の浄化回復力にまかせることで、土地移動型のオールイン オ-ルアウトを目指しています。

豚舎内のオールイン オールアウト

を、行う上でのポイントは、糞尿の生活面からの除去です。

できれば、ピットの中も洗浄したいのですが、石灰塗布は、これでもって、より性状度合いを上げることができます。