スモール イズ ビューティフル健闘する イギリスのブリーダー達

 

 11月初めに ひさびさに イギリス の養豚の現場を診ることができました。イギリスの養豚産業は、規模としては最盛期の60%ぐらいに落ち込み、母豚数も、下手をすると日本の半分以下の40万頭に近くなりそうです。

そのなかで、意外に健闘しているのが、純粋のバークや中ヨークを 少数飼育しながら、仲間と連携をとりつつ、ニワトリ、牛、耕作などとくみあわせた複合経営の手法を用いているブリーダー(育種生産、種豚生産)達です。

彼らの生産のポイントは、集中大量生産しないこと、仲間と密接な、連絡をとること、「近代的施設は、なるべく 使わない」「1日1回は、豚の顔を見ること」などを モットウ にして、ゆったり 飼養しています。

また、周辺の住民に ファームセールといって 今の産直のような形で、ベーコン ソーセージなどの 加工品を直接売り 好評を博しています。

バークシャー(黒豚)母豚35頭で 夫婦でしっかり 飼い かつ 品評会等で受賞しているのをみて、歴史の長さと畜産を支える 底辺の深さを 強く感じました。

豚に リンゴ

豚は、リンゴが大好きなようです。

これは、授乳中の母豚ですが、飼い主が、リンゴをみせると ホイホイ でてきて、リンゴをねだります。やらないと すねます。

親子給食

子豚は、タイヤを切って作った

えさ箱の餌を親と戯れながら、食べます。

このなかで、食べ方、生き方を学びます。子豚が9頭います。

純粋のバークシャーです。