バンド・グループシステム研究会 本文へジャンプ
活動方針


“バンド・グループシステム研究会” 趣意書

 畜産の基本は、衛生管理であり、その基本は「オールイン オールアウト」です。この方式を、生産現場で、労働生産性を上げつつ、かつ無理のない形で進化させているのが、フランスの養豚です。
 フランスの養豚産業はヨーロッパの国レベルで比べれば、1母豚当たりの生産性で、オランダ、デンマークに次ぎ3位、年間一母豚当たりの出荷頭数で23頭、離乳頭数は27頭です。目立たないまでも、地道に改善の道を歩んできたフランスの養豚は、基礎的な面でも強い技術力をもっています。
 その生産性を支える中心技術は、「バンド・グループシステム」(バッチ・グループシステム)に基づくオールイン・オールアウトであり これを支えるAI(人工授精)システム豚の行動学に根ざした飼養管理システムにあると思います。
 これらの、情報は低迷する日本の養豚に対するてこ入れになるとともに、中小の家族経営を主体とするフランスの養豚産業の性格から、日本の中小規模の養豚経営に対し、多大な経営に役立つ有効な情報を提供し、元気づけるものとなると思います。
 私たち、「バンド・グループシステム」をメインにフランスの養豚を研究し、その成果を現場に還元することを目指し、研究会を組織していきます。賛同される養豚家、関連企業・団体の方々のご参加をお待ちしております。